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2005年 10月 11日
自分の誕生日にケーキを焼くのも・・・と思い、私にとってはどうでも良かったのですが、息子が催促するので、昨日、2日遅れでバースデーケーキを焼きました。と言っても、見ての通り、何の飾りもないケーキなのですが。 いつも作りなれたケーキばかり焼いて、変わり映えがしないので、今回は新しいものに挑戦。ポーランド人の友達からもらったレシピでpiernik(ピエルニック)を焼きました。ブラウニーに似た感じで、もっとシナモンやジンジャーなどの香辛料が利いたケーキ、と言えばわかりやすいでしょうか? レシピの材料のなかには、日本では手に入らないものもいくつかあったのです。 たとえばkwasne mleko(直訳すれば「すっぱいミルク)。これはポーランドだけにしかないのかなぁ?私からすれば腐ったミルク?と思える代物。だってミルクを日の当たるところに半日ぐらい置いておいたら、kwasne mlekoができる、と言うのです。これって、普通腐ったミルクだと思いません?でも、ポーランド人に言わせれば、違うらしいのです。もともと生乳に弱い私は、ためしに飲んでみることはしませんでした。すすめられましたけど。 そういえば北へ行く猫さんもフィンランド風ケーキのところで、このことに触れていたような・・・。 あとpaczka proszku korzennegoというのも材料にあったのです。いろんな香辛料をミックスしたものが入っている袋の半分を入れるはずだったのですが、こんなのもちろん日本にはありません。そこで、味の記憶に任せて、シナモン、グローブ、ナツメグ、ジンジャー、ティーマサラなどを適当に振り入れました。 焼きあがってきたとき「あぁ~いいにおい!piernikみたい」と息子。「だって、『みたい』じゃなくてpiernikだもん」と私。そういいつつも、実は適当にやったから、本当にそれらしきものができるか、食べるまでは不安なのでありました。 食べてみると・・・どうやら成功のようで、よかった、よかった。 写真の右中央にあるのは、十字軍の騎士。最近息子は十字軍とか、騎士とかに夢中で、それ系のポーランドの連続ドラマも見ています。それで「ポーランドのケーキと言えば、やっぱりコレ」と言って隣に置きました。 参考になるかどうかわかりませんが、私の適当なレシピは・・・ piernik 小麦粉 2カップ、砂糖 1カップ、サラダ油 半カップ、ミルク 1カップ、炭酸 小さじ1、ココア 小さじ4、シナモン、ジンジャー、ティーマサラ、ナツメグ、グローブを適量。これをすべて混ぜ、180度のオーブンで30分焼く。 香辛料は、シナモン、ジンジャー、ティーマサラを多めに入れました。 最後に本当はジャムを砂糖とサラダ油で伸ばして間に入れるのですが、甘くなりそうだったので省略しました。
by vege_sarasa
| 2005-10-11 12:32
| お菓子
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